タイトル

越生町黒岩町・素戔嗚尊(スサノオノミコト)
越生町黒岩町 越生町黒岩町 越生町黒岩町
明治27年に熊谷市鎌倉町で製作又は購入とされる黒岩町の山車。この素戔嗚尊も同期の作と見られる。 上の2枚は明治時代の熊谷鎌倉町での写真との比較。似た角度からの写真を掲載し比較してみた。 ポーズがやや異なるのは、戦後に胴体が失われ、黒岩町で作り直したため。 剣の刃も異なるように見える。襷掛けは鎌倉町所有時にも行われていたことがわかる。 古写真は明治42年に黒岩町に売られたため、明治27年から42年の15年間の間に撮られたものと思われるが、 にしては、古写真の素戔嗚尊の衣装は痛みがひどい。他から購入の可能性が高い?
素戔嗚尊(スサノオノミコト)各部の詳細
越生町黒岩町 越生町黒岩町
耳のアップ、顔のアップ。
越生町黒岩町 越生町黒岩町 越生町黒岩町
↑十拳剣(トカノツルギ。別名、天羽々斬(アメノハバキリ))のアップ。 ヤマタノオロチ退治後の姿ならばヤマタノオロチの尾から天叢雲剣(アマノムラクモノツルギ。後の草薙剣。)を 引き出した姿とも考えられ、剣は天叢雲剣ともいえるが…果たしてどちらか? 多くの素戔嗚尊は左手を開いた状態。開いた左手はヤマタノオロチを押さえつけ草薙剣を引き抜いた際の情景を表しています。
しかし、黒岩町の素戔嗚尊は手を握っています。草薙剣を引き抜いたポーズとは考えられず、剣は十拳剣とするのが妥当かと考えます。
真中、右写真は左右の拳のアップ。

中村写真館
明治時代の熊谷市鎌倉町の古写真は熊谷市の中村写真館様に御協力頂きました。
貴重なお写真、ありがとうございました。
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