タイトル

瑞穂町殿ヶ谷・素盞嗚尊(スサノオノミコト)
全身 アップ
平成21年お目見え。地元の方の手作りによる。製作途中。

 瑞穂町の過去には、石畑下組が一本柱建て人形山車を、明治43年に所沢町下町(現所沢市御幸町)に 売渡されるまで保有していた。こちらは現存しており、5年に1度のところざわ山車まつりで、 関羽と周倉(伝張飛)の姿を見ることが出来る。
 石畑上組でも明治12年頃一本柱建て人形山車が作られたが人形は作られなかったとされる。これが 現在の石畑の山車である。上記の殿ヶ谷の山車も明治15年頃の購入時から人形は無かったようである。 また、箱根ヶ崎の先代の山車も一本柱建て人形山車だったようで部材の一部が現存しているが、人形が 乗っていたかどうかは不明とされる(以上、「瑞穂の山車建築」より参照)。
 昭和34年の瑞穂町と元狭山村の合併により瑞穂町となった高根にも一本柱建て人形山車があったとされ、 それは坂田金時が熊と戦っているのを上から渡辺綱が見下ろしている3人(2人と1匹?)立ての 人形であったとされる。当HPの調べでは越生町新宿町の山車が高根の山車であった可能性が高いと思われるが、 人形は現存していない(以上、当HP調べ)。
 このように瑞穂町には一本柱建て人形山車が多数存在していたが、 残念ながら人形は現在に伝わらなかったようである。 上記、殿ヶ谷のように新規の製作が行われるのは喜ばしいことである。

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